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mailto「現場」研究会について今月の「現場」研究会
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2009年7月

7月の「現場」研究会は、これまでに引き続きアート・アクティヴィズムをとりあげました。今回のゲストは、満洲国についての美術を研究していらっしゃるチェ・ジェヒョク氏です。チェ氏は、80‐90年代の民衆美術に関心を持ち、その動向に注目してきました。そこで、今回は「1980年代韓国の民衆美術とその以後」をテーマに、プロジェクターを用いて実際に民衆美術の作品やその時の社会状況を写した画像を見ながらお話をうかがいました。

会場には福岡アジア美術館の黒田雷児氏と、昨年開かれた「民衆の鼓動‐韓国美術のリアリズム 1945‐2005」展に関わられた府中市美の武居利史氏もおいでになり、研究会後半のディスカッションの際には展覧会の内容も含めて様々なエピソードを伺うことができました。

今回の研究会でとりあげられた画像には2008年以降のものも多数あり、まさに最新版の内容でした。旅行やテレビドラマなどですっかり身近になった韓国のもう1つの面を知ることができた貴重な二時間半でした。

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